第4回となる7人制(セブンズ)高校ラグビー全国大会、通称アシックスカップの予選が7月15日、決勝トーナメントが16日17日にかけて行われます。全国の出場校48校と予選組合せと決勝トーナメントの仕組みおよび結果を記録しておきます。

第4回アシックスカップ全国高校7人制大会終了
優勝は東福岡高校!
16日のトーナメント1,2回戦が終了し17日の準決勝の組合せが決まりました。
15日の予選結果により各トーナメントが決定しました。

アシックスカップの大会概要

7人制ラグビー(セブンズ)がオリンピック競技に採用されたこともあり、若手強化を目的の1つとして高校生の全国大会も行われるようになりました。
高校7人制(セブンズ)全国大会(アシックスカップ)は毎年7月に行われます。
第1回、2回は長野県菅平で行われましたが、昨年度の第3回から東京の江戸川河川敷などを会場にして行われています。
第4回の今年は江戸川区、江東区、葛飾区の3つに別れ予選、決勝が行われます。

全国の代表48校がA~Pまでの16のプールに3チームずつが分けられます。
この各3チームで予選(他の2チームと1試合ずつ)が行われ、
1位通過チームがカップトーナメント
2位通過チームがプレートトーナメント
3位通過チームがボールトーナメント
に入り決勝トーナメントを行います。

暑い時期に行われるので予選は15時くらいから始まりますが、それでも暑いです。
ラグビーの場合熱中症対策は細心の注意がされていますが、関東ですので雷がちょっと気になりますね。

順位決定方法は、勝ち数、得点(差)順と思っていてかまいません。
ややこしい決定方法になった場合にのみ説明を加えます。
ややこしくなりました。笑
結果、総得失点差によりFプールの順位が決定となりました。

過去の大会カップトーナメント優勝校

第1回2014年は東福岡高校(2位は御所実業)
第2回2015年は東海大仰星高校(2位は京都成章)
第3回2016は東福岡高校(2位は伏見工業・京都工学院)

となっていて、この大会の優勝校は過去3年に関しては年末の全国高校ラグビー大会(花園)の優勝校にもなっています。

7人制のグラウンドは15人制と同じです。
半分以下の人数で試合をするので15人制とは少し動きが違いますし、試合時間も短い(7分ハーフ)ですが、1人あたりの走る距離は半端ではありませんので、選手のきつさも相当なものですよ。
ラグビー15人制は「何か」は起こりにくいと言われますが、7人制は「何があるかわからない」といわれますのでどこが優勝してもおかしくありません。

予選プールと結果

予選は各プール3チームの総当たり戦で、1日2試合が初日に行われます。
その結果で決勝トーナメントの組合せが決まります。
いずれにせよ、2日間は試合をすることになりますね。

全国の出場校です。
※チーム順はおおよそですが北から、東からという見方で記載しますのでご了承下さい。

A~Dプール

Aプール
桐蔭(とういん)学園(神奈川)、近畿大学付属和歌山(和歌山)、尾道(広島)

桐蔭-尾道:27-14
近大和歌山-尾道:19-12
桐蔭-近大和歌山:33-5

Bプール
国学院(こくがくいん)久我山(東京)、日本航空石川(石川)、山口(山口)

日本航空石川-山口:51-0
国学院久我山-日本航空石川:22-26
国学院久我山-山口:28-10

Cプール
秋田中央(秋田)、関商工(せきしょうこう)(岐阜)、高鍋(宮崎)

秋田中央-高鍋:27-14
関商工-高鍋:7-37
秋田中央-関商工:47-17

Dプール
黒沢尻工業(岩手県)、清水南(静岡)、倉敷工業(岡山)

清水南-倉敷工業:24-19
黒沢尻工業-清水南:47-0
黒沢尻工業-倉敷工業:56-7

E~Hプール

Eプール
茗溪(めいけい)学園(茨城)、倉吉総合産業(鳥取)、松山聖陵(愛媛)

茗溪学園-倉吉総合産業:42-0
倉吉総合産業-松山聖陵:7-24
茗溪学園-松山聖陵:43-0

Fプール
東京農業大第二(群馬)、城東(東京)、若狭(わかさ)東(福井)

城東-若狭東:24-0
東京農業大第二-若狭東:5-24
城東-東京農業大第二:19-24

Gプール
深谷(ふかや)(埼玉)、朝明(あさけ)(三重)、東福岡(福岡)

深谷-朝明:22-12
朝明-東福岡:14-55
深谷-東福岡:14-42

Hプール
磐城(いわき)(福島)、石見智翠館(いわみちすいかん)(島根)、名護(なご)(沖縄)

石見智翠館-名護:41-10
磐城-石見智翠館:7-31
磐城-名護:0-40

I~Lプール

Iプール
國學院(こくがくいん)栃木(栃木)、御所実業(奈良)、高知中央(高知)

御所実業-高知中央:33-5
國學院栃木-高知中央:33-5
國學院栃木-御所実業:33-5

Jプール
仙台育英学園(宮城)、東海大付属仰星(ぎょうせい)(大阪)、熊本西(熊本)

仙台育英学園-熊本西:24-24
仙台育英学園-東海大付属仰星:5-31
東海大付属仰星-熊本西:28-7

Kプール
山形中央(山形)、報徳学園(兵庫)、佐賀工業(佐賀)

山形中央-報徳学園:0-41
山形中央-佐賀工業:0-45
報徳学園-佐賀工業:26-7

Lプール
日川(山梨)、膳所(ぜぜ)(滋賀)、高松北(香川)

日川-高松北:38-7
膳所-高松北:40-7
日川-膳所:17-12

M~Pプール

Mプール
新潟工業(新潟)、西陵(愛知)、 鹿児島実業(鹿児島)

新潟工業-西陵:19-32
西陵-鹿児島実業:22-19
新潟工業-鹿児島実業:7-34

Nプール
三本木(さんぼんぎ)農業(青森)、高岡第一(富山)、大分東明(とうめい)(大分)

大分東明-三本木農業:41-0
大分東明-高岡第一:36-12
三本木農業-高岡第一:19-17

Oプール
札幌山の手(北海道)、京都成章(せいしょう)(京都)、長崎北陽台(ほくようだい)(長崎)

札幌山の手-京都成章:7-28
京都成章-長崎北陽台:28-5
札幌山の手-長崎北陽台:22-5

Pプール
下伊那(しもいな)農業(長野)、流通経済大付属柏(かしわ)(千葉)、筑紫(ちくし)(福岡)

下伊那農業-筑紫:19-7
流通経済大柏-筑紫:26-19
下伊那農業-流通経済大柏:0-36

決勝トーナメント

カップトーナメント

会場:江戸川区陸上競技場

7月16日(試合終了結果
Aプール1位 桐蔭学園 vs Bプール1位 日本航空石川
桐蔭学園 15-14 日本航空石川
Cプール1位 秋田中央 vs Dプール1位 黒沢尻工業
秋田中央 33-14 黒沢尻工業
Eプール1位 茗渓学園 vs Fプール1位 城東
茗渓学園 33-19 城東
Gプール1位 東福岡 vs Hプール1位 石見智翠館
東福岡 31-15 石見智翠館
Iプール1位 御所実業 vs Jプール1位 東海大仰星
御所実業 0-33 東海大仰星
Kプール1位 報徳学園 vs Lプール1位 日川
報徳学園 26-19 日川
Mプール1位 聖陵 vs Nプール1位 大分東明
聖陵 10-33 大分東明
Oプール1位 京都成章 vs Pプール1位 流通経済大柏
京都成章 19-12 流通経済大柏

同日(決勝トーナメント2回戦)
桐蔭学園 26-12 秋田中央
茗渓学園 0-24 東福岡
東海大仰星 19-12 報徳学園
大分東明 7-24 京都成章

7月17日
カップトーナメント
準決勝

桐蔭学園 14-35 東福岡
東海大仰星 12-31 京都成章

決勝

東福岡 26-19 京都成章

プレートトーナメント

会場:江東区夢の島競技場

7月16日(試合終了結果

Aプール2位 尾道 vs Bプール2位 国学院久我山
尾道 26-21 国学院久我山
Cプール2位 高鍋 vs Dプール2位 清水南
高鍋 31-10 清水南
Eプール2位 松山聖陵 vs Fプール2位 若狭東
松山聖陵 19-17 若狭東
Gプール2位 深谷 vs Hプール2位 名護
深谷 26-17 名護
Iプール2位 国学院栃木 vs Jプール2位 熊本西
国学院栃木 40-24 熊本西
Kプール2位 佐賀工業 vs Lプール2位 膳所
佐賀工業 56-5 膳所
Mプール2位 鹿児島実業 vs Nプール2位 三本木農業
鹿児島実業 19-14 三本木農業
Oプール2位 札幌山の手 vs Pプール2位 筑紫
札幌山の手 7-19 筑紫

同日(決勝トーナメント2回戦)
尾道 24-10 高鍋
松山聖陵 12-31 深谷
国学院栃木 12-24 佐賀工業
鹿児島実業 5-29 筑紫

7月17日
プレートトーナメント
準決勝

尾道 38-5 深谷
佐賀工業 24-7 筑紫

決勝

尾道 28-7 佐賀工業

ボールトーナメント

会場:葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場

7月16日(試合終了結果
Aプール3位 近大和歌山 vs Bプール3位 山口
近大和歌山 14-22 山口
Cプール3位 関商工 vs Dプール3位 倉敷工業
関商工 30-7 倉敷工業
Eプール3位 倉敷総合産業 vs Fプール3位 東京農大二
倉敷総合産業 0-24 東京農大二
Gプール3位 朝明 vs Hプール3位 磐城
朝明 29-7 磐城
Iプール3位 高知中央 vs Jプール3位 仙台育英
高知中央 12-40 仙台育英
Kプール3位 山形中央 vs Lプール3位 高松北
山形中央 36-19 高松北
Mプール3位 新潟工業 vs Nプール3位 高岡第一
新潟工業 29-14 高岡第一
Oプール3位 長崎北陽台 vs Pプール3位 下伊那農業
長崎北陽台 22-5 下伊那農業

同日(決勝トーナメント2回戦)
山口 22-38 関商工
東京農大二 35-5 朝明
仙台育英 38-7 山形中央
新潟工業 0-45 長崎北陽台

7月17日
ボールトーナメント
準決勝

関商工 12-17 東京農大二
仙台育英 7-40 長崎北陽台

決勝

東京農大二 5-34 長崎北陽台

全ての組合せは予定されています(再抽選などはありません)が、勝者によって対戦相手は変わります。
大会が終了しました。
結果、カップトーナメントは東福岡高校の2連覇となりました。

セブンズらしい京都成章のラグビーを、経験値、フィジカルでまさる東福岡が抑えつけた、という感じでした。

いよいよ優勝校が決まります。
暑い中での連日の試合で疲れもたまっているでしょう。
ケガのないよう精一杯集中してがんばってください!

代表の高校生、暑い中お疲れ様でした。